※本ツアーは終了しました。
開拓のために阿波(徳島)から安房(千葉)へと渡り、房総半島に技術と文化をもたらした天富命と忌部氏の足跡をたどるツアーです。
千葉県の旧国名である総国(ふさのくに)は天富命と忌部氏が麻を植えたことに由来するともいわれ、特に南房総地域には安房、布良、白浜、勝浦など、忌部氏ゆかりの地名や、天富命に関係する御祭神をお祀りする神社が多数あります。
開運神社として名高い安房神社、富と勝運をもたらす遠見岬神社と、両神社を結ぶルート上にある神社、旧跡を巡ります。
ツアーの参加にはアプリが必要です。アプリをインストールしてツアーコード「18285」で検索してください。
アプリを利用すると、デジタルスタンプラリーやフォトブックなどが楽しめます。事故やケガに備えて100円で最大1億円の保険も加入できます。
館山駅東口観光案内所(館山市観光協会)
千葉県館山市
館山市観光協会東口観光案内所では観光案内や宿泊施設の紹介等を行っています。館山はもちろん、周辺の観光パンフレットも多く取り揃えておりますのでお気軽にお越しください。 房州うちわや南総里見八犬伝グッズなどお土産の販売も行っています。
営業時間 09:00~17:00
アクセス
JR内房線館山駅下車東口すぐ 駐車場有り(有料)
洲崎神社
千葉県館山市
天富命(アメノトミノミコト)の祖母神であり、忌部の総祖神・天太玉命(アメノフトダマノミコト)の后神である天比理乃咩命(アメノヒリノメノミコト)をお祀りしています。
鎌倉時代には源頼朝の崇敬を受け、石橋山の合戦に敗れ房総に逃れてきた源頼朝が源氏の再興を祈願し、田地を寄進したことから、再起・再興の神様として信仰されています。
また、鎌倉時代には源頼朝が洲崎明神を品川に勧請して品川神社に、戦国時代の初めには太田道灌が江戸城近くに勧請して神田明神とするなど広い信仰がありました。
境内からは美しい富士山を望むことができます。
アクセス・・・JRバス関東洲の崎線「洲の崎神社前」下車徒歩2分 駐車場有り
洲宮神社
千葉県館山市
天富命(アメノトミノミコト)の祖母神であり、忌部の総祖神・天太玉命(アメノフトダマノミコト)の后神である天比理乃咩命(アメノヒリノメノミコト)をお祀りしています。
西岬の洲崎神社と同神で、洲崎神社が拝所、洲宮神社が奥宮であるともいいます。
神武天皇元年に天富命(アメノトミノミコト)が魚尾山に創建し、当時海辺にあったことから洲神または洲宮と称されたと伝わっています。文永10年(1273年)の火災で消失し現在地に移転されました。遷座した現在地も古代祭祀遺跡であったことがわかっており、境内から出土した祭祀用土製模造品と洲宮神社縁起、南北朝時代の木造天部立像が市の文化財指定になっています。また、毎年1月1日に農耕神事として行われる御田植神事も市の無形文化財となっています。
アクセス・・・JRバス関東南房州本線「洲の宮」バス停下車徒歩2分 駐車場有り
安房神社
千葉県館山市
安房神社の創始は、神武天皇が初代の天皇として御即位になられた皇紀元年と伝えられています。神武天皇の勅命により四国阿波の開拓を終えられた天富命(アメノトミノミコト)は、阿波国に住む忌部氏とともに海路黒潮に乗り、房総半島南端に上陸し房総半島の開拓に従事されました。
房総開拓の成就を自分のご先祖である天太玉命(アメノフトダマノミコト)とその后神である天比理刀咩命(アメノヒリトメノミコト)に感謝するために布良の男神山・女神山にそれぞれお祀りしたことが安房神社の起源です。
主祭神である天太玉命は、天照大御神のお側近くにお仕えになられた神様で、中臣氏と共に朝廷の祭祀を司った斎部氏(忌部氏)の祖神にあたります。
天照大御神が弟神・素戔嗚尊(スサノオノミコト)のあまりにも乱暴な振る舞いにお怒りになり、天の岩屋にお籠もりになられてしまった時には、中臣氏の祖神・天児屋命(アメノコヤネノミコト)と共に力をあわせて、大御神の御出現を願うためのお祭りを行なわれたが、当社御祭神はそれ以外にも御自身の率いる忌部の神々を指揮され、このお祭りを行なうために必要不可欠な鏡や玉、神に捧げる幣帛や織物、威儀物としての矛や楯といった武具、社殿の造営などを司っており、ここから、日本における全ての産業の総祖神として崇敬されています。また、下の宮には天富命が祀られています。
アクセス・・・JRバス関東南房州本線「安房神社前」下車 徒歩7分 駐車場有り
布良崎神社
千葉県館山市
主祭神に天富命(アメノトミノミコト)、相殿に素戔嗚尊(スサノオノミコト)・金山彦命(カナヤマビコノミコト)をお祀りする安房神社の前殿です。
房総に上陸した天富命は布良の一角を駒ケ先と称し、男神山に祖神・天太玉命(アメノフトダマノミコト)、女神山に御后・天比理乃咩命(アメノヒリノメノミコト)を祀りました。ここを出発点として房総開拓を進められ、天富命が安房を去ったのち、里人が天富命の徳を忍んで社殿を造営したものが布良崎神社といわれています。
社殿と鳥居が海に向かって一直線に並んでおり、富士山を望むことができます。
アクセス…JRバス関東南房州本線「布良崎神社」 下車すぐ 駐車場有り
男神山・女神山、阿由戸の浜
千葉県館山市
天富命が阿波忌部氏を率いて四国から房総半島に渡った際、最初に上陸した地とされるのが布良の阿由戸の浜です。上陸した天富命は海岸にそびえる2峰の海岸に近い男神山には祖神天太玉命(アメノフトダマノミコト)、女神山には御后天比理乃咩命(アメノヒリノメノミコト)を祀りました。
アクセス・・・JRバス関東南房州本線「布良崎神社」下車徒歩約6分(阿由戸の浜)
駐車場無し
下立松原神社(南房総市白浜町)
千葉県南房総市
天富命(アメノトミノミコト)とともに安房に渡り当地を開拓した天日鷲命(アメノヒワシノミコト)の孫の由布津主命が、神武天皇元年に天日鷲命をお祀りしたのが起源と伝えられています。御祭神は天日鷲命・天太玉命(アメノフトダマノミコト)・天富命。天富命らが安房に上陸したとき、「当地には鹿が多く住民が困っていたので鹿狩りをした」という伝承があり、それに因んで旧暦11月26日から10日間、神事として神狩祭が行われます。『義経記』には、石橋山の合戦に敗れた源頼朝は安房に逃げのびた際、洲崎神社に参拝した後、当社で一夜を明かしたとあります。
アクセス・・・JRバス関東南房州本線「本郷」下車徒歩8分・日東交通豊房線「松原神社前」下車徒歩3分 駐車場有り
下立松原神社(南房総市千倉町)
千葉県南房総市
天日鷲命(アメノヒワシノミコト)の孫である由布津主命が、神武元年に天日鷲命をお祀りしたのが起源と伝えれられています。
源頼朝が、当社の末社・御霊白幡神社に源頼義・義家の木像と薬師如来の像、頼朝自らが書写した大般若経600巻を奉納しました。大般若経は明和9年(1772年)に境内の経塚に納められました。
アクセス・・・JR内房線千倉駅下車徒歩4分・日東交通白浜千倉館山線牧田郵便局前下車すぐ 駐車場・・・南房総市朝夷行政センター駐車場を利用・徒歩5分
天富神社
千葉県鴨川市
天富神社 天富命(アメノトミノミコト)が安房国を開拓した際、清澄山に登ったといわれ、その旧跡に土地の人々が社殿を建てて天富命を祀ったと伝えられています。昔は清澄山頂妙見山にあり、清澄寺が社僧でしたが、神仏分離の際に現在の地に移りました。
また、天富命の墳墓が清澄山の西隣にある富山(とみさん)にあり、その廟所が清澄の妙見山であったとの伝承があります。
アクセス・・・JR安房天津駅からタクシー約10分 駐車場有り
明神の鯛
千葉県鴨川市
明神の鯛 伝説によると、「天富命(アメノトミノミコト)が東房総平定のため海路よりこの岬に上陸し清澄寺を開き、長狭の平原を定め、里人に農事を教え、里人上陸の地を明神の岬と称した」とされています。約200mの沖合に水深3m~4m(干潮時)と大変浅い所にもかかわらず、黒鯛を始め多くの魚類が生息しています。小湊の「鯛の浦」と同様に、世界でも珍しい海域とされています。千葉県天然記念物指定。
アクセス・・・JR外房線安房天津駅下車徒歩9分 駐車場有り
遠見岬神社
千葉県勝浦市
遠見岬神社 房総半島に技術と文化をもたらした天冨命(アメノトミノミコト)をお祀りする古社です。
房総の開拓を終えられた天冨命は、自身が安房の地にお祀りした天太玉命と天比理乃咩命を遠く見渡すことのできるこの地に住み、朝晩に遥拝されたといわれています。そして、天冨命がお隠れになると、天日鷲命(アメノヒワシノミコト)の末裔である勝占忌部須須立命がその住居跡に天冨命をお祀りしました。これが遠見岬神社の起源と伝えられています。
はじめは遠見岬(現在の八幡岬)突端の冨貴島にありましたが、江戸時代初期の慶長津波により社殿が流されたため、現在の場所に遷座しました。なお、旧社地はその後の元禄大地震により海没しましたが、その一部が福島や平島として現在ものこされており、「平島の鳥居」は神社だけでなく勝浦のシンボルとなっています。また、江戸時代までは「冨大明神」と称し、富と勝ち運を授かる神としての崇敬を集めました。
近年では毎年2月下旬から3月にかけて開催される「かつうらビッグひな祭り」の会場としても知られています。社殿には「波の伊八」四代目の彫刻などがのこされており、境内からは勝浦の街並みと海を一望することができます。
アクセス・・・JR外房線勝浦駅下車徒歩10分 駐車場有り
KAPPYビジターセンター(勝浦市観光協会)
千葉県勝浦市
勝浦駅から徒歩5分ほど、勝浦中央海岸近くにある観光案内施設。
周辺の観光スポットや飲食店などの情報提供を行うほか、勝浦タンタンタンメン関連商品等の販売や電動アシスト自転車のレンタルを行っており、観光の足として利用できます。どうぞお気軽にお越しください。フォトフレームづくりやジェルアートづくり体験もできます。
営業時間 08:30~17:15
アクセス・・・JR外房線勝浦駅下車徒歩5分 駐車場有り(市営墨名駐車場を利用)