御堂筋彫刻ストリート

大阪市

御堂筋彫刻ストリートのイメージ

大阪のシンボルストリートにふさわしい、格調高い魅力あるまち並みづくりを目指す御堂筋。大阪市は、平成3年(1991)に「御堂筋都市彫刻設置検討委員会」を設置し、御堂筋周辺の企業などから寄付を募った。
最初の1体、オーギュスト・ロダンの「イヴ」が設置されたのは、平成4年(1992)8月。「人間賛歌」をテーマに「人体」をモチーフとする彫刻は、現在29体。高村光太郎(たかむらこうたろう)の「みちのく」やジョルジオ・デ・キリコの「ヘクテルとアンドロマケ」など国内外から集められた一流作家の作品が並ぶ。

【道路側だけではない設置場所】
久太郎町3の交差点から新橋交差点の間の彫刻は、建物の敷地内に設置されている。ショーウィンドウの前に設置されているものもあり、道路沿いとは違った印象がおもしろい。

ツアーの参加にはアプリが必要です。アプリをインストールしてツアーコード「16969」で検索してください。
アプリを利用すると、デジタルスタンプラリーやフォトブックなどが楽しめます。事故やケガに備えて100円で最大1億円の保険も加入できます。

  1. 御堂筋彫刻ストリート / ダンサー:W-1
  2. 御堂筋彫刻ストリート / ボジョレーの娘:W-2
  3. 御堂筋彫刻ストリート / 水浴者:W-3
  4. 御堂筋彫刻ストリート / ヘクテルとアンドロマケ:W-4
  5. 御堂筋彫刻ストリート / 啓示:W-5
  6. 御堂筋彫刻ストリート / 大空に:W-6
  7. 御堂筋彫刻ストリート / イヴ:W-7
  8. 御堂筋彫刻ストリート / 踊り子:W-8
  9. 御堂筋彫刻ストリート / 女のトルソ:W-9
  10. 御堂筋彫刻ストリート / レイ:W-10
  11. 御堂筋彫刻ストリート / アコーディオン弾き:W-11
  12. 御堂筋彫刻ストリート / 髪をとく娘:W-12
  13. 御堂筋彫刻ストリート / 二つに分断された人体:W-13
  14. 御堂筋彫刻ストリート / 布:W-14
  15. 御堂筋彫刻ストリート / みどりのリズム:E-1
  16. 御堂筋彫刻ストリート / 休息する女流彫刻家:E-2
  17. 御堂筋彫刻ストリート / 座る婦人像:E-3
  18. 御堂筋彫刻ストリート / 姉妹:E-4
  19. 御堂筋彫刻ストリート / みちのく:E-5
  20. 御堂筋彫刻ストリート / 陽光の中で:E-6
  21. 御堂筋彫刻ストリート / ジル:E-7
  22. 御堂筋彫刻ストリート / 火の王No.1:E-8
  23. 御堂筋彫刻ストリート / 若い女:E-9
  24. 御堂筋彫刻ストリート / 腕を上げる大きな女:E-10
  25. 御堂筋彫刻ストリート / 渚:E-11
  26. 御堂筋彫刻ストリート / 道東の四季‐春:E-12
  27. 御堂筋彫刻ストリート / ブレンタのヴィーナス:E-13
  28. 御堂筋彫刻ストリート / ヴェールを持つヴィーナス:E-14
  29. 御堂筋彫刻ストリート / 少年と少女:E-15

御堂筋彫刻ストリート / ダンサー:W-1

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / ダンサー:W-1のイメージ

胸の前で腕を組み、静かにたたずむ若い踊り子。うっすらと微笑を浮かべた口もと、横を向いて何かを見つめる優しい眼差し、細く伸びた足。この作品には、叙 情がみずみずしく漂っている。ヴェナンツォ・クロチェッティは、現代イタリアを代表する具象彫刻の大家であり、「踊り子」シリーズは、彼が長年にわたって 制作し続けるテーマでもある。

寄付者:株式会社東京銀行(現 株式会社東京三菱銀行)

御堂筋彫刻ストリート / ボジョレーの娘:W-2

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / ボジョレーの娘:W-2のイメージ

ワインで有名なボジョレー地方の若い女性を、頭にブドウを載せたさっそうとした姿で表現している。この作品は、華やかで親しみやすい作風で知られた富永直樹の特色のよく表れた晩年の小品である。

寄付者:三井住友海上火災保険株式会社

御堂筋彫刻ストリート / 水浴者:W-3

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 水浴者:W-3のイメージ

すらりと伸びた脚、布の線の動きによって暗示される両腕、はちきれそうな胸、愛くるしい顔。水浴を終え、水から上がったばかりの少女の一瞬のすがすがしい 姿態が見事にとらえられている。作品の骨格が基礎的な立体で構成されているにも係らず、具象的な印象を与えるのは、マルチェルロ・マスケリーニのロマン ティストとしての資質ゆえであろう。

寄付者:株式会社富士銀行(現 株式会社みずほ銀行)

御堂筋彫刻ストリート / ヘクテルとアンドロマケ:W-4

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / ヘクテルとアンドロマケ:W-4のイメージ

ジョルジオ・デ・キリコは、形而上絵画の創始者で、後のシュールレアリスム運動にも大きな影響を与えた。彼の作品を貫くのは、卵型の頭、紡錘形の脚、螺旋 になった腕をもった人体である。この作品も、そのような彼のスタイルが表れた作品であり、主題であるギリシャ神話も、ギリシャに生れ育った彼が得意とした 題材である。

寄付者:株式会社日本興行銀行(現 株式会社みずほ銀行)

御堂筋彫刻ストリート / 啓示:W-5

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 啓示:W-5のイメージ

この作品は、天から落ちてくる「神の声」と、それを受けとめる人間を表現しており、作品では、直線と曲線、鋭角と穏やかなカーブ、天を指す手と地に向かう 紡錘形の物体、密と粗など、背反する要素の組合せによって、人間を超える不可視な存在を暗喩し、「神の啓示」という宗教的なテーマを見事に具現している。

寄付者:ハタダ株式会社

御堂筋彫刻ストリート / 大空に:W-6

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 大空に:W-6のイメージ

流れるような体の動きが美しく、見る者の視線は、自然に空へと向けられる。高く上げた少女の手には、今にも飛び立ちそうな鳩がいて、その手の先に希望が見えるようである。

寄付者:武田薬品工業株式会社

御堂筋彫刻ストリート / イヴ:W-7

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / イヴ:W-7のイメージ

オーギュスト・ロダンは、「考える人」「カレーの市民」「バルザック」「地獄の門」などの彫刻で知られる近代彫刻の父である。この作品は、彼の最も充実し た創作活動時期のもので、その身をよじるポーズといい、量感ある肉付けといい、いかにも彼らしい骨太で存在感のある力作である。

寄付者:大阪瓦斯株式会社

御堂筋彫刻ストリート / 踊り子:W-8

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 踊り子:W-8のイメージ

モナ・リザも、アダムとイヴも、精悍な騎士も、フェルナンド・ボテロが描くと、太っちょのまんまるに変身してしまう。戦後の具象画家の中でも彼ほど際立ったスタイルをもつ美術家は珍しい。この作品は、他の彫刻家の裸婦像よりも肉付きがよく、ユーモラスで温かい。まさに彼の絵画の延長線上の造形である。

寄付者:株式会社長谷工コーポレーション

御堂筋彫刻ストリート / 女のトルソ:W-9

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 女のトルソ:W-9のイメージ

力強く簡潔な線とヴォリューム感。この「女のトルソ」は、平面の集まりとして再構築されたキュビスムの特徴を示しつつも、厳格なフォルムから解放された自由な表現がみられる。抽象と人間の内面表現を融合させたザツキンの特色がよく現れた、彼の最盛期の作品である。

寄付者:湯浅富一 湯浅禮子

御堂筋彫刻ストリート / レイ:W-10

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / レイ:W-10のイメージ

佐藤忠良は、現代女性の身体の線やプロポーションの美しさを自然なポーズの中に漂わせた作品で知られ、わが国具象彫刻界の代表的な作家である。この作品 も、「モデルの素朴で健康な姿態にひかれ、この身体にことさらの演技的ポーズをさせずに彫刻してみたかった」と彼自身が語るように、人間の自然な身体をみ ずみずしく表現している。

寄付者:三井不動産株式会社

御堂筋彫刻ストリート / アコーディオン弾き:W-11

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / アコーディオン弾き:W-11のイメージ

オシップ・ザツキンは、ロシア出身で主にフランスで活躍したキュビスムの彫刻家であり、アフリカなどの土着美術に影響を受けた。この作品は、1924年に 制作された同名の彫刻を1962年にリメイクしたものであり、自己の造形を生み出そうとして模索していた時期の前作に対し、穏やかで物静かな雰囲気を漂わ せている。

寄付者:株式会社竹中工務店

御堂筋彫刻ストリート / 髪をとく娘:W-12

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 髪をとく娘:W-12のイメージ

太い縄のような豊かな髪、豊満な肉体が目をひく大胆な作品であり、原始彫刻とキュビスムが融合して発展したものである。空を見上げてゆったりと髪をとく姿は、穏やかで温かな印象を受け、バルタサール・ロボの理想である女性の豊満で優美な部分が象徴化されている。

寄付者:株式会社淀川製鋼所

御堂筋彫刻ストリート / 二つに分断された人体:W-13

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 二つに分断された人体:W-13のイメージ

イギリスが誇る巨匠ヘンリー・ムーアは、20世紀を代表する彫刻家の1人である。彼の作品を抽象と呼ぶか具象と見るかはさておき、彼が執拗にこだわり続け た主題が、「横たわる人体」を始めとする具体的なものであったのは確かである。この作品も、一連の人体像の1つであり、単純化された凸面と凹面の構成に よって格調高いハーモニーを奏でている。

寄付者:伊藤忠商事株式会社

御堂筋彫刻ストリート / 布:W-14

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 布:W-14のイメージ

さりげない仕草でスッと立つ裸婦。左手に持った布が絶妙のアクセントになっている。この作品は、佐藤忠良の比較的最近のものであるが、彼の到達した円熟し たスタイルがよく表れたた秀作である。動きも肉付けも極端に抑制され作品には、静かで確かな存在感と豊かな詩情が漂い、見る者にさわやかな印象を与える。

寄付者:株式会社大和銀行(現 株式会社りそな銀行)

御堂筋彫刻ストリート / みどりのリズム:E-1

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / みどりのリズム:E-1のイメージ

手を組んでダンスをする2人の少女の一瞬のポーズを捉えている。往々にしてダイナミックになりすぎそうな題材を、清水多嘉示は、感情を抑え、厳格な構成による構築的手法で、軽快なリズムに満ちた彫刻に仕上げてみせた。それまでの近代日本彫刻が重要視しなかった構築的彫刻の代表作としても高く評価されている。

寄付者:株式会社第一勧業銀行(現 株式会社みずほ銀行)

御堂筋彫刻ストリート / 休息する女流彫刻家:E-2

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 休息する女流彫刻家:E-2のイメージ

アントワーヌ・ブールデルは、力強く男性的なモニュメント性の強い作風で知られるが、この作品のような叙情あふれる女性像も数多く手がけている。モデルは、当時の彼の助手で、後に妻となったクレオパトールであり、彼の彼女に対する暖かな視線が作品のいたる所から感じとれる。

寄付者:日本生命保険相互会社

御堂筋彫刻ストリート / 座る婦人像:E-3

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 座る婦人像:E-3のイメージ

エミリオ・グレコは、現代イタリア具象彫刻界の代表的な巨匠である。作品の形態上の特徴は、独特のポーズにある。この作品は彼の主要なテーマである「座せ る像」シリーズ中の1点であるが、一見不自然とも思われるポーズをとることによって、緊張感と生命力を与えることに成功している。

寄付者:株式会社大林組

御堂筋彫刻ストリート / 姉妹:E-4

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 姉妹:E-4のイメージ

中村晋也は、このような古典的様式の女性像を得意とする作家である。すぐ後ろにいる妹に優しい視線を投げかける姉と、姉に頼るように身を寄せる妹。身体の バランスも肉付きも酷似した2人の裸婦が寄り添い、親密で暖かな雰囲気を醸し出す。姉妹の心の絆の強さが伝わってくるような作品である。

寄付者:東京海上火災保険株式会社(現 東京海上日動火災保険株式会社)

御堂筋彫刻ストリート / みちのく:E-5

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / みちのく:E-5のイメージ

高村光太郎の晩年の代表作である。十和田湖の自然の偉大さ、深遠さを表現した彫刻であるとともに、彼の心の中に生きていた妻・智恵子の残像を具現した裸婦 像でもある。2人の女性からなるこの作品は、よく見ると全く同一の裸婦像を向い合せに置くという極めて異例の構成となっている。

寄付者:株式会社三和銀行 (現 株式会社三菱東京UFJ銀行)

御堂筋彫刻ストリート / 陽光の中で:E-6

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 陽光の中で:E-6のイメージ

人は心満たされるとき、豊かな暖かさを醸し出すと同時に、私たちに安らぎを与えてくれるという佐藤敬助の思いが表現された作品である。

寄付者:株式会社アクセス

御堂筋彫刻ストリート / ジル:E-7

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / ジル:E-7のイメージ

日本に数少ない第一線で活躍する女性彫刻家である朝倉響子がつくりあげる、日常生活の中のワンシーンを見るかのような現代的で都会的に洗練された女性像である。この作品は、朝倉芸術の大きな魅力である、今日に生きる女性のあるがままの姿が美しく、かつ格調高く表現されている、ファッショナブルでエレガントな女性像である。

寄付者:株式会社さくら銀行(現 株式会社三井住友銀行)

御堂筋彫刻ストリート / 火の王No.1:E-8

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 火の王No.1:E-8のイメージ

フィリップ・キングは、イギリス現代彫刻の代表的作家の1人である。彼の作品の大きな特徴は、まるで舞台劇のような雄弁で激情的な動きと構成にある。この 作品でも、彼の持ち味が十分に発揮されている。量感のある幾何学的立体の使用、荒削りな材質感が、「火」という主題を明確にし、作品により一層の力強さと 緊張感を与えている。

寄付者:大阪ウォーターフロント開発株式会社

御堂筋彫刻ストリート / 若い女:E-9

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 若い女:E-9のイメージ

はつらつとした、若く健康的な肢体から、初々しさとほのかな色香が感じられる。Tシャツをお腹のあたりで持っているポーズがユニークで、オーソドックスなモチーフが魅力的なものになっている。桜井祐一の長年にわたる美への探究心が帰結した作品である。

寄付者:株式会社日本長期信用銀行(現 株式会社新生銀行)

御堂筋彫刻ストリート / 腕を上げる大きな女:E-10

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 腕を上げる大きな女:E-10のイメージ

丸太のような太い腕、球形に近い小さな頭部、円筒形のしっかりした首、そしてギリシャ式の壷形の堂々たる体躯、それらが絶妙のバランスの中で一体となっ て、この作品を構成する。腕を頭の上で組む以外は、身体にほとんど動きはない。アントワーヌ・ブールデルにはめずらしい静的なポーズが、この女性像に更な る生命感を与えている。

寄付者:株式会社住友銀行(現 株式会社三井住友銀行)

御堂筋彫刻ストリート / 渚:E-11

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 渚:E-11のイメージ

淀井敏夫は、昭和の具象彫刻界の大家の1人である。彼には、動物をモチーフにした作品が多く、それらは、まるでジャコメッティ彫刻のような繊細な構成に よって、生き物の命のはかなさを感じさせる。この作品は、海辺の椅子でくつろぐ若い女性の姿を表したものであるが、彼ならではの叙情が漂っている。

寄付者:田村駒株式会社

御堂筋彫刻ストリート / 道東の四季‐春:E-12

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 道東の四季‐春:E-12のイメージ

北海道釧路市にある弊舞橋に設置されている4作家競作による「道東の四季」のうちの1点「春」のエスキースである。実際に釧路に設置されている像は薄衣を まとっているが、この作品は、裸体である。舟越保武は、清楚で優美な女性像を得意としており、無理のない自然体で立つ純潔な乙女の姿は、いかにも「春」と いうテーマにふさわしい。

寄付者:清水建設株式会社

御堂筋彫刻ストリート / ブレンタのヴィーナス:E-13

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / ブレンタのヴィーナス:E-13のイメージ

1947年の「アリーチェ」を基に、1987年に再制作された作品である。北イタリアを流れるブレンタ川で遊ぶ少女の姿をヴィーナスに見立てている。この 作品がもつ平和で気負いのない雰囲気は、あまりに技量が目立ち、怖いほどの緊張感に満ちた1940年前後のフランチェスコ・メッシーナの作品には見られな かったものであり、老境の味わい深い作品である。

寄付者:株式会社三保造船所

御堂筋彫刻ストリート / ヴェールを持つヴィーナス:E-14

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / ヴェールを持つヴィーナス:E-14のイメージ

印象派の巨匠オーギュスト・ルノワールの豊満な裸婦を描いた晩年の絵画からそのまま抜け出してきたような作品である。1912年に疾病してからは、絵筆を 持つのも不自由となり、彼のデッサンを忠実に三次元に置換えたリシャール・ギノーの協力を得て、以前にも増して積極的に彫刻に取組むようになった。この作 品は、その時期の制作である。

寄付者:鴻池グループ

御堂筋彫刻ストリート / 少年と少女:E-15

大阪府大阪市

御堂筋彫刻ストリート / 少年と少女:E-15のイメージ

鋭い線と面で構成された個性的で大胆なフォルム。足らしきものの存在から、かろうじて人物と判る。荒削りの仕上げが、少年と少女の素朴で純真な印象を表現 しているかのようだ。具象でも抽象でもあるユニークな造作が、リン・チャドウィックの特徴であり、現代彫刻界でも特異かつ重要な存在である。

寄付者:大阪市