日本の植物学の父、牧野富太郎は94歳という長い人生の中で、神戸を拠点に活動をした時期がありました。このスタンプラリーでは、神戸市内の牧野富太郎ゆかりの地や植物園を巡り、当時の牧野の足跡をたどりつつ、植物の世界に目を向けていただくデジタルスタンプラリーです。
ツアーの参加にはアプリが必要です。アプリをインストールしてツアーコード「41639」で検索してください。
アプリを利用すると、デジタルスタンプラリーやフォトブックなどが楽しめます。事故やケガに備えて100円で最大1億円の保険も加入できます。
六甲高山植物園(木曜休園)
兵庫県神戸市
六甲山上の標高865m、昭和8年に植物学者・牧野富太郎博士の指導のもと開設された歴史ある高山植物園です。世界の高山植物や寒冷地の植物を中心に約1500種の野生植物を栽培するしており、牧野富太郎がその優美な姿から名づけたヒメアジサイも当植物園で観察することができます。
池長植物研究所跡
兵庫県神戸市
神戸出身の南蛮美術の収集家池長孟が、研究に没頭しすぎるあまり資金難に陥った牧野富太郎を支援する目的で、「正元館」を「池長植物研究所」として開館。10万点もの植物の標本をこの研究所に持ち込みました。現在は研究所の姿はありませんが、その跡地には記念碑が残され、牧野の研究活動の一片を垣間見ることができます。
須磨離宮公園(木曜休園)
兵庫県神戸市
神戸市須磨区の丘陵に広がる面積82haの広大な都市エリア。西洋式庭園を中心とする本園エリアと植物園エリアからなる。本園エリアにはキャナルを中心とする平面幾何学式庭園とその上流のテラス式庭園、斜面地に展開する風景式庭園に樹木や花、植物園エリアには熱帯・亜熱帯植物を植栽している「観賞温室」など、多数の植物が鑑賞できる。
神戸市文書館(予約入館制)
兵庫県神戸市
牧野富太郎の神戸での活動を支えた池長孟が1938年に私立池長美術館として竣工した建物。その後神戸市に委譲され、現在は神戸市文書館として、神戸市景観形成重要建築物に指定されている。入館は事前予約制です。事前予約を、今まで通りの下記アドレスあてにお願いいたします。bunsyokan@office.city.kobe.lg.jp
事前予約には折り返し、閲覧可能な日時をお返事させて頂きます。
神戸市立森林植物園(水曜休園)
兵庫県神戸市
六甲山地の一角の142.6haの広大な敷地に世界各地の木本植物を中心とした約1,200種を、原産地別に、自然の生態を活かした樹林として植栽展示をしています。六甲山の幻の花「シチダンカ」をはじめ、牧野富太郎が和名をつけた「マヤラン」も展示されています。
神戸市兵庫区役所
兵庫県神戸市
神戸の富豪、池長孟は現会下山小公園に所有していた建物を植物研究所として提供し、経済的に困窮した牧野富太郎の研究を支えました。2019年に新築された兵庫区役所1Fの展示スペースには、牧野富太郎に関する写真が展示されています。
兵庫の港は、奈良時代の昔より大輪田泊(おおわだのとまり)と呼ばれ、瀬戸内海の交通の要衝でした。平安末期には、平清盛により改修され、半年という短い間でしたが福原に都がおかれ、政治の中心にもなりました。室町時代以降は「兵庫津」を中心に豪商が建ち並び、一大経済都市として発展しました。
そんな歴史を背景に、1933年に湊西(そうさい)区を兵庫区と改称し兵庫区が誕生し、2023年1月1日に区制90周年を迎えました。