古代へタイムトリップ!鞠智城1.5kmコース

山鹿市

※本ツアーは終了しました。

古代へタイムトリップ!鞠智城1.5kmコースのイメージ

鞠智城は、今から1350年ほど前に中国や朝鮮半島から国を守るために作られた山城です。当時のお城には、石垣や天守閣はありません。土を固めて壁をつくったり、その土地の地形をいかして、敵からの攻撃に備えています。山鹿と菊池の間の丘の上にあり、近くを流れる菊池川は防御に役立つと同時に、交通やものを運ぶのに大切なものでした。
学びながら、楽しみながら、軽い運動もできる!
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ツアーの参加にはアプリが必要です。アプリをインストールしてツアーコード「21324」で検索してください。
アプリを利用すると、デジタルスタンプラリーやフォトブックなどが楽しめます。事故やケガに備えて100円で最大1億円の保険も加入できます。

温故創生館・長者館(物産館)

熊本県山鹿市

温故創生館・長者館(物産館)のイメージ

古代山城について、写真、出土遺物、復元模型なども使ってわかりやすく解説しています。映像解説室では鞠智城の見どころや菊池川流域の文化財を紹介する映像を上映しています。
2Fには、公園全体を眺めながらゆっくりと休憩できるスペースがあります。ころうくんの仕事用デスクもあるんですよ!
「長者館」(ちょうじゃかん)は物産館です。山鹿市をはじめ熊本県のお土産を販売しています。ころうくんグッズも販売しています!
営業時間:9:30~17:00(温故創生館の入館は16:45まで)入場無料
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)

鼓楼(八角形建物)

熊本県山鹿市

鼓楼(八角形建物)のイメージ

鞠智城跡では、国内のほかの山城では見られない、4つの八角形建物跡が見つかっています。 韓国の二聖(イーソン)山城でも同じようなものがあります。
八角形という特殊な形であったことから、特別な施設と考えられ、鼓の音で時を知らせたり、見張りをしたりするための「八角形鼓楼」として復元されました。
復元した「八角形鼓楼」は、高さ15.8mで、重量約76トンの瓦が使われています。

米倉

熊本県山鹿市

米倉のイメージ

鞠智城跡では、石を規則正しく並べて土台にした、21棟の礎石建物跡が見つかっています。
その中の1棟を、お米を蓄えるための「米倉」として復元してあります。 重い荷物に耐えるつくりとなっていて、周りからも大量の炭になった米が見つかったからです。
復元した「米倉」は、3間(7.2m)×4間(9.6m)の建物です。
湿気を防ぐための高床の校倉(あぜくら)造り、ねずみの害を防ぐためのねずみ返しなどが特徴的です。

兵舎

熊本県山鹿市

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鞠智城跡では、柱穴が建物の外壁部分だけに掘られた、側柱(がわばしら)の掘立柱建物跡が見つかっています。
その中の1棟の建物跡を、鞠智城の守りについた防人たちが共同で暮らすための「兵舎」として復元しました。 日常的な生活をうかがわせる土間床の、比較的大きな建物だったからです。復元した「兵舎」は、10間(26.6m)×3間(7.8m)の建物です。
板葺(いたぶき)の屋根、土壁、土間造り、突き上げ式の窓など、防人たちの暮らしを感じることができます。

宮野礎石

熊本県山鹿市

宮野礎石のイメージ

鞠智城の中で一番大規模な礎石建物で、当時の礎石をそのままの姿で展示しています。 3間(7.2m)×9間(21.6m)の「長倉(ちょうそう)」と呼ばれる倉庫だったと考えられています。

※礎石とは、建物の重さを受け止めるために柱の下に敷いた平べったい石のことをいいます。庭や通路、玄関などにある平べったい石のことは敷石といいます。

灰塚

熊本県山鹿市

灰塚のイメージ

城内の全体はもちろん周囲の雄大な風景を一望できる展望デッキがあります。
天気がよい日には、遥か遠くに長崎県の雲仙普賢岳を見ることもできます。

長者山展望休憩所

熊本県山鹿市

長者山展望休憩所のイメージ

南側への眺望が抜群の小高い長者山の頂上に建てられた休憩所です。
古代建築を参考に造られたもので、復元建物ではありませんが、鞠智城と同じ時代の建築技法に触れることができます。

板倉

熊本県山鹿市

板倉のイメージ

鞠智城跡では、柱穴を建物の内側に配置した、総柱の掘立柱建物跡が見つかっています。
その中の1棟の建物跡が、武器や武具などを保管するための倉庫として復元されています。荷物を保管するための高床の造りであり、防人たちが生活していた「兵舎」の近くにあったからです。
復元した倉庫は、3間(6.9m)×4間(12.0m)の建物です。
茅葺(かやぶき)の屋根、側柱に彫った溝に板を落とし込んで壁を造る「落としはめ技法」による板倉造りで、今ではなかなか見かけない古代の技を感じることができます。

温故創生之碑

熊本県山鹿市

温故創生之碑のイメージ

鞠智城のシンボルとして平成8年度に建てられました。
中央に防人、前面に防人の妻と子、西側に築城を指導したといわれる百済(くだら)の貴族、 東側に八方ヶ岳に祈りを捧げる巫女(みこ)、北側には一対の鳳凰(ほうおう)が立っています。
台座には万葉集からの防人の歌と鞠智城の歴史を解説した6枚のレリーフが掲げられています。
※「温故創生(おんこそうせい)」という言葉には、「調査を行い整備をすることで、新しい文化が生まれる。」という意味を込めています。