市場、商店街、長屋を再生した商業施設などの食を体験できる魅力的なスポットや、直木賞で知られる直木三十五の関連施設、古典落語の舞台になった高津宮と国立文楽劇場などの伝統芸能に関する施設など、様々な魅力を楽しめるコースです。
Spottourアプリの使い方やGPSの問題など、デジタルスタンプラリーに関することについて、施設側へお問合せすることはご遠慮ください。
ツアーの参加にはアプリが必要です。アプリをインストールしてツアーコード「46360」で検索してください。
アプリを利用すると、デジタルスタンプラリーやフォトブックなどが楽しめます。事故やケガに備えて100円で最大1億円の保険も加入できます。
松屋町【まつやまち】
大阪府大阪市
【GPSスポット】「松屋町」交差点周辺
町名の松屋町は、松屋某の屋敷があったことに由来します。
「マッチャマチャ、かしん屋」とうたわれた菓子問屋街として有名でしたが、おまけの玩具から玩具商も多く、さらに人形商の町として発展し、今ではひな人形や五月人形、花火・景品玩具やスポーツ用品などいろいろな問屋が立ち並んでいます。
★大阪あるき案内人たけちゃんが紹介するAR動画
・2025年3月31日まで視聴いただけます
①音声版
https://palanar.app/v2/ar_contents/copy_a9109559e6065f00
②テロップ版
https://palanar.app/v2/ar_contents/copy_14265f4cc4f70b3f
からほり れん len
大阪府大阪市
【GPSスポット】かれほり れん len周辺
「からほり れん len」は表門・母屋・蔵という江戸時代から昭和にかけて建てられた登録有形文化財の建物を中心に、個性豊かな14店舗が集まるユニークな商業施設です。一歩足を踏み入れると、昔、ここで暮らしていた人々の息遣いさえも聞こえそうな佇まいの中で、いにしえより連綿と続く大阪の暮らしに想いを馳せることができます。大阪大空襲も高度成長期もかいくぐり、今も昔ながらの街並みを残す空堀とその周辺で、2003年2月のオープン以来、地域のシンボル的な存在として、この地を訪れる多くの方々に愛され続けています。
榎木大明神【えのきだいみょうじん】
大阪府大阪市
【GPSスポット】榎木大明神周辺
長年に亘り、地元の人達に「エノキさん」「巳さん」と親しみ呼ばれているこの大樹は、榎ではなく、正しくは「槐〈エンジュ)」という中国原産の樹です。楠木正成(くすのきまさしげ)公がお手植という説もあり、樹齢はおよそ680年と言われています(令和6年時点)。
地元の人達は土地神として「白蛇大明神」の祠を建てて、 代々この樹をお守りしてきました。 毎年春のお彼岸前後には、地元「箔美会(はくびかい)」の人達により、榎木大明神の大祭が挙行されています。
昭和63(1988)年、当樹が枯死寸前の状態になったとき、大阪市と「箔美会」からの依頼を受けた山野忠彦樹医の適切な延命治療により、再び元気をとりもどしました。
そして現在、樹勢は極めて盛んとなり、地元で生誕され直木賞で有名な直木三十五(なおきさんじゅうご)の文学碑とともに、都心のオアシスとなっています。
直木三十五記念館【なおきさんじゅうごきねんかん】(萌)
大阪府大阪市
【GPSスポット】「萌」からほり複合文化施設周辺
文学界を代表する賞にその名を残す直木三十五(なおきさんじゅうご)は、明治24(1891)年 安堂寺町生まれ。39歳で書いた『南国太平記』で一躍時代の寵児となり、大衆文学という分野で確たる地位を築きましたが、昭和9(1934)年、43歳で夭逝(ようせい)しました。
直木三十五の功績をたたえることで、自分たちの町に愛着と誇りを感じ、町の活性化につなげたい、という想いで地元空堀の有志が資料収集や募金活動などに動き出し、趣旨に賛同した直木賞作家たちも呼びかけ人として参加して、平成17(2005)年 の命日である2月24日に開館。晩年に直木が設計し住んだ家をモチーフにつくられた館内は、直木が腹ばいになって書く習性があったことから畳敷きになっています。年2回行われる直木賞選考会の日に、当館でも受賞すべき作を予想する『勝手に直木賞「長屋路地裏選考会」』を開催しています。
直木記念館は、直木の母校跡である桃園公園に隣接した空堀複合文化施設 萌(ほう)の中にあります。萌は古民家を再生して平成16(2004)年10月に誕生し、直木記念館のほか飲食店や文化関係のショップ、事務所など10店が入っています。2階への階段横にある歴代直木賞作品の壁は圧巻です。令和6(2024)年4月館内に小さな直木神社もお目見えしました。
空堀商店街【からほりしょうてんがい】
大阪府大阪市
【GPSスポット】冨紗家本店周辺
空堀商店街は上町~松屋町にかけて東西に延びる800メートルほどの商店街です。
昭和20年から続く大阪の伝統あるレトロスポットで、昔ながらの長屋や街並みの景色があり、映画の舞台として何度も扱われた場所です。さらにその雰囲気を生かした現代風のおしゃれなお店などもあり懐かしさや新鮮さを楽しめる空間になっています。
御祓筋【おはらいすじ】(惣)
大阪府大阪市
【GPSスポット】長屋再生複合ショップkarahori「惣」周辺
平安時代に始まったという熊野詣でで、上皇など高貴なる人が京から川で下って上陸したのが渡辺の津(現在の天満橋南詰の西。八軒家浜)。ここから熊野街道はまっすぐ南進します。江戸時代は安堂寺町以南が瓦の土取地になるため熊野街道としては迂回することになりますが、近世以前はまっすぐだったことが銀山寺文書から明らかになっています。この道を御祓筋(おはらいすじ)と呼びます。名の由来は高貴なる人が通る前に道を清めて祓ったからともいいます。
御祓筋沿いには、榎木大明神から南に、石丸会の冠木門(かぶきもん)(路地の入口の上が家屋になっている)や、古い長屋を改装した「大大阪芸術劇場」、今や珍しい鰹節専門店丸与岡田商店、大正時代の質屋を改装したお店、クランクの坂道を抜けると、屋根に草が生えた長屋の惣(そう)と長屋を洋風に再生したパブ・デッシャロがあります。向かい合わせで「そうでっしゃろ」ってしゃれてますね。
長屋再生複合ショップkarahori惣は、平成14(2002)年に2軒の長屋を改装して2フロアに5店舗がひしめく、空堀の古民家再生複合施設の第1号として誕生しました。あとにできたれん、萌(ほう)と合わせてホウレンソウと呼ばれています。都市緑化の可能性として屋根を緑化していて、秋には彼岸花が咲くなど季節毎に違った表情を見せてくれます。平成18(2006)年には南隣に惣 南長屋(そう みなみながや)(4店舗)もでき和洋中までなぜかうまくマッチした飲食店が入っています。
高津宮【こうづぐう】(高津の富亭)
大阪府大阪市
【GPSスポット】高津宮本殿周辺
浪速の地を都と定め、大阪繁盛の基を築いた仁徳天皇を主神とする神社です。
平安初期、清和天皇が仁徳天皇の徳政を慕い、難波高津宮(こうづぐう)旧跡の地に社殿を築いてお祀りしたのが始まりです。
豊臣秀吉が大坂城築城に際し現在の地に移しましたが、社殿は元和元(1615)年の元和の役で焼失。徳川家康によって復旧されました。昭和20(1945)年3月、戦災で神輿庫一つを残し、再び社殿は焼失。昭和36(1961)年に氏子らによって再建されました。
高津宮は、古典落語「高津の富」の舞台です。「高津の富」は、宿代を踏み倒そうとした男がなけなしの一分の金で千両をあててしまう 話。このほか「高倉狐」「崇徳院(すとくいん)」にも高津宮が登場します。境内の「高津の富亭」では、寄席が開催されています。
★大阪あるき案内人たけちゃんが紹介するAR動画
・2025年3月31日まで視聴いただけます
①音声版
https://palanar.app/v2/ar_contents/copy_eebd5a7d8e097a8c
②テロップ版
https://palanar.app/v2/ar_contents/copy_c215407eec731056
国立文楽劇場【こくりつぶんらくげきじょう】
大阪府大阪市
【GPSスポット】国立文楽劇場
昭和59(1984)年3月に開場したこの建物は黒川紀章(くろかわきしょう)の設計です。
特徴としては、江戸時代の表象や装飾が用いられ、伝統芸能の育った江戸時代の気分や雰囲気を表現し、歴史と現代の共生する建築空間となっています。
国立文楽劇場には、文楽劇場(総席数753席)と小ホール(総席数159席)があります。文楽の公演を中心に、歌舞伎、舞踊、大衆芸能、民俗芸能などが行われています。
1階ロビーには入場無料の資料展示室があります。
★大阪あるき案内人たけちゃんが紹介するAR動画
・2025年3月31日まで視聴いただけます
①音声版
https://palanar.app/v2/ar_contents/559d87223c9d2fd1
②テロップ版
https://palanar.app/v2/ar_contents/copy_6add419253898240
黒門市場【くろもんいちば】
大阪府大阪市
【GPSスポット】日本橋2交差点周辺
大阪市の中心部、ミナミにある商店街「黒門市場」。
市場の付近にあった圓明寺(えんみょうじ)の山門が黒かったことから「黒門市場」と呼ばれるようになりました。 夏のハモ、冬のフグが名物で、鮮魚店の1割ほどがフグ専門の看板を掲げています。 全長が約580メートルもあるアーケード下には約150店舗が並び、通りはいつも大勢の人々で賑わっています。
鮮魚店にフグやスッポンの専門店、食堂、そして、野菜や果物、精肉、漬物、乾物、和菓子や洋菓子に至るまで、様々なジャンルの商店がところ狭しと軒を連ね、どこを見ても市場らしい活気に溢れています。